10代のコロナワクチン接種について

当院では新型コロナワクチン接種は行っていませんが、個人的な見解を述べさせていただきます。
東洋経済ネット(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/)のデータでは、9月22日の時点でCOVID19感染者(陽性者)の累計者数は、10代が16~7万人となっていますが、死者は19歳の2人でいずれの方も基礎疾患がありました。(うち1人はワクチンを1回接種していると聞いてます。)つまり20歳未満の若者にとって、COVID19は全く致死性が低い病気です。
10月1日に公表されたの厚生労働省のワクチン分科会の資料(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00031.html )の資料2-3-1(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000838220.pdf)および2-3-2(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000838221.pdf)を見てみると、ファイザー製薬のワクチンで16歳2名、モデルナ製で15歳1名の死亡報告がありました。ファイザー製の2名のうち、1人は自殺ということです。もう1人は1回目接種数日後に救急搬送され腸管虚血となっていますが、血栓の関与が疑われます(2-3-1のNo.1167)。モデルナ製の1人は元々脳動脈奇形があったそうですが、接種した当日に救急搬送され詳細は不明ですが、頭痛、嘔吐などの症状から頭蓋内出血の関与があったのではないでしょうか(2-3-2のNo.36)?9月20日の日本経済新聞によると10代のワクチン接種率は5%台と言われていますが、15~19歳の人口で600万人ほどですから、その5%といえば30万人です。10代で比べることを考えると現在ワクチンを接種した人を60万人と仮定しましょう。自殺した1人を省いて、あくまで仮定の上ですが、コロナ感染の死亡率は2/16万、ワクチンの死亡率は2/60万。おいおいワクチンの死亡率の方が低いじゃないかと思われますが、本来科学的な有効性のちがいというのは桁が何個ちがうかということです。最低10倍以上の効き目がないと有効とは言えないと思います。その証拠に体重の軽い人と重い人でも接種するワクチンの量は同じでしょ?今後死亡率が下がると陽性者の病院受診もしやすくなってくるし死亡率はもっと下がるでしょう。ただワクチン接種を続けて行けば因果関係が認められない死亡報告は増えていくと考えられます。10倍以下の差なんてあっという間に逆転するでしょう。
うちの子は受験生だから、、、とか考えておられる親御さんもいらっしゃると思いますが、半年で半分以下の抗体量になり、追加接種が必要とかいってるワクチンですし、死亡しなくても麻痺症状や心筋炎などの重篤な副作用報告もあるわけです。
以上をふまえて接種するというなら止めはしませんが、私は個人的には10代のワクチン接種は推奨しません。(令和3年10月1日)